【バリアーニ農園便り】寄港キャンセルとレギュラーの味わい

▼船積みについて

皆様大変お待たせてしております。社長佐藤格でございます。

残念なニュースが入りました。オークランド港でのグリーンオイル及びレギュラーオイルの船積みを予定していた船が突然キャンセルして寄港せずとなりました。 

他の港からの出荷案については、移動に伴う品質への大きなリスクがあるため実施すべきではないという結論になりました。

オークランドより北のポートランドやシアトルは積雪等で気温が氷点下になっており、品質への影響大。また南となるロスアンゼルス港は、反対に29度の気温でコンテナー内部が40度近くなったり、突然翌日は10度台となったりするため、製造管理責任者であるセバスチャンが品質への影響を懸念していました。

今後もオークランド港からの船積みをすべく、製品はバリアー二家の定温倉庫内で保管し、船積み直前に港に搬入する予定です。

かかる事態でいいニュースも出始めました。
オークランド港の一部で作業開始される兆しがでてきたとの情報です。バリアー二家と当社では、プレミアムを払う用意をしてそのチャンスを掴むべく合意いたしました。

お客様におかれましては、どうぞゆったりとお待ちいただければと思う次第です。

▼今年のレギュラーオイルの味わいについて

さて、バリアー二家より今年のレギュラーオイルのサンプルが届きました。これが今バリーアーニ家の倉庫で日本向けに待機している製品です。 

今年のレギュラーオイルは、味わいの深さ、香りそして美味しさも頂点を極めた。。。これが私の評価です。 

商売柄、私は機会があれば必ず他のオイルを賞味します。お笑いになるかもしれませんが、必ずいたします。そして私の持つ味覚チャートにその味わいが自動的に描かれるのです。

まことに幸いなことに、これまで味わったそのどれもがバリアー二オイルをを超えられませんでした。

栓を新たに開けた状態での味わいもさることながら、私達は事務所に開栓後一年経過したものも味わっています。

そこで、ご参考までに私の味わいのポイントをご紹介させていただきます。

新鮮な味わいであるか。
辛味と旨みのバランスがとれているか。
味わいが濃厚かどうか。

今年のレギュラーオイルはこれらの全てを持ち合わせています。

オリーブオイルの品質鑑定には、否定的な要素もいくつかあります。たとえばオリーブオイルの葉の苦味。これは大概安価なオイルを高級に見せるためのグリーン着色の方法です。
単に苦いだけのもので、評価は勿論下がります。

もうひとつ。とある所での実演販売です。
「こちらのオリーブオイルは癖もなく、匂いもない最高の製品です。このように透明で色も薄くさらさらしているので何にでもお使いいただけます。お客様どうぞパンにつけてお召し上がりください。」

残念ながらそれはすでに酸化しており、味わいどころの話では有りませんでした。色が薄い、香りも無いのではなく異臭。つまり酸化しているものは味わう前にこのようになります。

今年の新物はレギュラーオイルとして、かつてない味わいでした。私はこの評価を直ぐにバリアー二家に伝えました。

エマニュエル社長は「当然のことだ。あの旱魃を生き抜いた果実だから!」
そうです、その通りなのです。グリーンが最高ならレギュラーも勿論最高で当たり前の結果なのです。

さらに彼曰く、「このレギュラー品は料理で加熱したときに一層高い評価がでるはず。特にフリッター(揚げ物)や炒めもの。そしてバスタペペロンチーノのようにオイルがパスタのゆで汁と乳化してトロトロになったときの旨さは凄い。勿論この週末何種類も調理して試したが、素晴らしいの一語。そして実際の調理で、加熱後の味わいまでチェックした。」

港湾ストライキで大幅に出荷が遅延している現在ではありますが、このオイルをしっかりと定温倉庫で守り、もう三度までも船にドタキャンされても耐え、次の船の確保への対策を考えつき、アンジェロ当主が少しでも旱魃の影響を低下させるべく毎日鋤鍬を持って巡回しているバリアー二家とのご縁は、まことに感謝するばかりと思う次第です。

今年のレギュラーオイル。最高を保証いたします。

どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

平成27年2月2日 記