【バリアー二農園便り】夢のような大ニュース

7月23日現在のバリアーニ農園

社長佐藤格です。今日は兎に角この大ニュースをお伝えしたくて早朝出社をして書きました。いささか興奮気味であります。それはこれ以上は無いほどの吉報、大ニュースがバリアー二家より入りました。

エマニュエル社長が電話をよこし、およそ一時間以上も話した内容が決して嘘・偽り、あるいは夢幻や捏造などではないこと確認した上でのご報告です。

さらに先ほど現場製造担当役員のセバスチャンから写真が届きました。皆様お喜びくださいませ。

以下はエマニュエル社長が語った内容の要旨であります。 

「驚かないで聞いて欲しい。旱魃はもはや農業用水停止、生活用水の出水制限レベルは危機管理状態に達するほどの事態に達した。森林火災は更に勢いを増し高速道路の車両まで燃えている。しかしだ。我々のオリーブ果実はこの7年間では最大の大きさに成長し、重量測定でも最も重いことを確認した。また耕作面積当たりの果実数も枝の剪定により減少必至のはずが、なんと誤差程度の減産になる可能性大。ということは、今年は大豊作が期待出来るので、早速電話している次第だ。」

そこで小生はこう尋ねました。「俄かには信じられない。井戸が5月の段階で少し余裕が出たことまでは聞いていたが、一体全体何が起きたのか詳しく説明して欲しい!」

エマニュエル社長の説明はこうでした。
「農園の水源は井戸水のみなので文字通り一滴の無駄も許されない。日中の灼熱の時間帯を避け灌漑パイプは深夜に一回だけの開栓で5月まで持ちこたえた。ところが井戸水の水位が下がらない。それならと時間をずらし2回目の注水、そして6月中旬からは3回まで与えても逆に水は微増に転じてきている。開花、結実までは旱魃にも関わらず順調であったのでここにきてオリーブのエネルギーが一気に水分を得て成長したのだと思っている。乾ききった体に染み渡る水はエネルギーを一気に全身に行き渡らせるのと同じだ。ここまでの状態でオリーブ果実が確実に成長する可能性はもう8割まで達成された。我々も夢のようだと喜んでいる。」

そこで小生は、井戸水の増量は何故かと質問。
エマニュエル社長いわく「家族で分析したし、専門家にも聞いている。その訳は二つあると思う。まず殆どの農家が耕作放棄を余儀なくされたのが4月。その分灌漑用水路には水が流れ地下に一部は浸透した筈。もうひとつの可能性はかれこれ5、6年も続く森林火災。国有林も州林も郡管轄林も財政破綻により新規植林はゼロ。農園から降雪のある山の方までも真っ赤になったのが去年と今年。思いあたるのは森林火災で樹木が消滅したため、山の雪解け水が直接地下に浸透し、時間をかけて当農園地下水脈に到達したという推論だ。もしそうなら、地下水脈の性質上これからもその水が得られる可能性はゼロではないとの期待がある。

そしてこの幸運に甘んじることなく、目下農園の一部に大きな貯水池を掘る作業をしている。9月、10月に例年なら必ず降雨があるので、その雨水を逃さず利用する可能性にもかけている。農園の作業は今年は熾烈を極めた。生死をかけて枝の剪定作業、そして深夜の灌漑。原始的なパイプの開閉。時間差を設けて二度、三度。徹夜になるがようやく時間にも慣れてきたが、大きな果実が日々成長するのを見ることが出来るので本当に元気が出る。とにかくやれることは全部実行する。将来のことを考えても井戸の新規掘削は2年半も待たされる。どうやらすくなくとも3年先まで希望が繋がった。お客様にはくれぐれもご辛抱と暖かい応援に対し感謝をささげている旨伝えて欲しい。写真は更新していくので楽しみに。ではまた。」

今後も逐次状況をご報告致します。